*月*日

 この前、妖精の魔の手から救ってやった香具師の家がこの町にあった。会うと、親から金もらった。((゚Д゚ )ウモォー。

 別の場所で、変なじじいに出会った。いきなりニーナに「モミモミさせてくれたら銭をやるぞ」とか言い出して、ニーナは笑顔で引き受けやがった。

 行為は俺たちの見ている前で、平然と行われた。

 ニーナの透き通るような白い肌にじじいの指が食い込むたびに、ニーナは「あはぁぁうんっ」とか言ってやたら気持ちよさそうだった。
 俺でさえまだ触った事のない柔肌を、じじいはこれでもかと言うほど丹念にモミしだいた。
「ええか?ええかぁ?ええのんかぁ?」とか言う。死ね!
 ニーナも「もっとぉ・・・もっとしてぇ・・」とか言いやがる。

 ギリアムに至ってはもう頭に血が上ってるのか、汗びっしょりでハァハァ言いながら気絶しそうになってた。

 ニーナが恍惚の表情を浮かべて軽い放心状態になると、じじいは満足したのか、金をくれた。



 俺は肩こらないから、肩をもまれる気持ちよさとかよくわからんが、ニーナは持病の肩こりがすっかり癒えて満足げな表情だ。羽生えてると不便な事も多いようだ。

 それより誰か、ギリアムのハライタを治してやってくれよwwwジャガイモの後遺症がずっと続いてるぞww



 その後酒屋で酔っ払ってるじじいに二日酔いの薬を恵んでやったらこれまた金をもらった。ここのやつらは気前良すぎないか。






*月*日

 光の町から洞窟を抜け、今度は闇の町に到着。というのも、ここは盗賊たちが住んでいるらしく、金庫破りを探すにはもってこいだったのだ。

 夕べ、宿屋に入ると無料サービス中とかありえないこと言って、本当に無料で部屋を借りれた。
 が、夜中に宿の主人がギリアムに夜這いをかけていた。実際は財布をふんだくろうとしたのだが。
 しかしこの犬は金に汚いので、財布にはキッチリと紐がついていた。なんせ、犬だからなw
 主人は平謝りして口止め料までくれた上に、いつでもただで泊まらせてやるとか言い出した。まぁ、頂けるものは頂く。最近金回りが良いな。

 つーか、「盗賊の町」で口止め料も何もないと思うんだが。未遂に終わったってのが知れると恥なのかな。まぁ、ワカランでもないが。




*月*日

 腕利きの盗賊が砂漠に腕試しに行ってるらしい。ダンクだっけ?そんな名前。
 そいつを光の町に連れて行くとしよう。と言ってもいつ帰るか分らないので、こちらから出向く事に。またか。

 砂漠を渡るには氷の扇子ってのが必要不可欠なんだが、これ持ってるじじいがふっかけてきやがった。金の延べ棒と交換だとか。阿呆か。
 と言っても今の俺たちはちょっとしたブルジョアなので、気前よく金の延べ棒を買ってきてやった。





*月*日

 砂漠の真ん中あたりのヂューンって村に到着。てかクソあちぃ。
 ダンクってヤローが腕試しに行ってる場所は「盗人の墓」つって、この村のすぐ近所。が、流砂がジャマして近付けねぇ。
 ところが、このヂューンの村長が持ってる盗賊の笛ってのがあれば流砂に橋がかかるとかで物理的に意味不明だが、借りる事にする。

 まぁ、予想はしてたが、ふっかけてきた。新月の夜に村に現れてヤギを掻っ攫っていく巨大ミミズを退治してくれとか。よく初対面の人間にそんな事頼めるよな。まぁ、仕方ないので引き受ける。

 つーか、ダンクってヤローはどうやって墓場に入ったんだ?












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