6月25日(すみげの日記より)


 電車に乗って、サンクスギビングの更に北のサンタクロースで降り、アドベント砂漠に入った。スノーマンでの寒さからは考えられないほどの暑さだ。でも代わりといってはなんだけど、電車の中でぼくはテレポーテーションのやり方をマスターした。

 砂漠の真ん中にいるおじさんに、戦車に乗せてもらった。調子に乗って砂漠を走ってたら遺跡みたいな所に迷い込んだ。
 すると突然、巨大なロボットに襲われた。ビビッた。生身で襲われたら間違いなくただではすまなかったんだろうけど、この戦車は凄い。ロボットの攻撃を全部跳ね返してしまった。
 だけどロボットが動かなくなるのと同時に、戦車も壊れてしまった。おじさんにどう言おう?やっぱり弁償かな・・・。
 僕たちはこの一件を黙っていることにした。

 遺跡の中に入ると、そこはおサル天国だった。陽気なサルたちが陽気に暮らしている。でも、太陽の光が届かないのが難点らしい。
 途中にいたサルが「右、左、左、そして右」という暗号みたいなのを言ってて意味不明だったけど、とりあえず覚えておいた。

 ずっと奥に行くと、見覚えのある巻貝みたいなのがあった。触れると、頭の中に意識が流れ込んでくる。、気が付くとぼくたちはマジカントにいた。
 もしかしてあのサルが言ってた暗号はマジカントの地下大河の正しい道順のことだろうか。
 そう思って、あえてテレポーテーションを使わずに地下大河へと入っていった。するとどうだろう。サルの言ったとおりに進むと、迷うことなく最深部まで到達してしまった。
 そしてぼく達はそこで出会った。大きなドラゴンに。
 ドラゴンは眠っていたので、ぼく達は少し近付いてみた。すると気配を感じ取ったのか、突然起きだして襲い掛かってきた。
 とても怖かったけど、ディフェンスアップとかサイコシールドでドラゴンの攻撃を何とかしのぎながら、攻撃に転じた。
 ゆきえのPKビームはともかく、ぼくとたくの攻撃力は貧弱そのものだった。何とか隙を見つけてオフェンスアップの超能力を試みる。
 するとぼく達の投げるブーメランは想像以上のスピードでドラゴンに襲い掛かり、いつしかドラゴンはおとなしくなった。話し掛けると子守唄の音符をくれたので、ぼくはそのメロディを覚えた。

 マジカントを出る。

 一つ、気になっている所があった。ゆきえと出会ったスノーマンの手前にある、ハロウィーンという町のことだ。電車で通り過ぎただけだったけど、駅があるのに人が全然いなくて不思議な感じがした。

 今度行ってみようと思う。









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