ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ 周倉伝ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ

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3−存在するという事。

無。無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無
白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白
無限が拡がっていた。
白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白
見渡す限りの白。距離感がまったく無い。
当然だ。距離などという概念は存在しない。永遠も無も関係無い。設定して無いからね。
地は一様に白。
素晴らしき哉、白。
空は一様に白。
美しき哉、白。
白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白白
もしかしたら白い壁に囲まれているのかもしれない。
何を言っているのか。壁など如何でも良い。そんな人工物は知らん。
いや、どちらにしても、何処にも影が無いのはおかしい。
太陽無いもんね。てゆーか、光って云う概念も無いしね。まぁ、精々悩むが良いさ。
完璧だ。
でしょ?こんな世界、人間は味わえないよ。私もね。少なくとも生きたままでは。周倉さん、幸せかもね。普通に考えたら不幸だろうがな。
完膚なきまでの白だった。
一部の隙も無いでしょう。いや、有るけどね。背後にね。気付いてないかな?完璧にもできるんだが、此方にも色々都合が有るんでね。
「あぁ・・何処だ?何だこりゃ?」
とうとう独り言始めたね。危ない。いや、始めさせてあげたと云うのが正しいのかも。まぁ、何処と言われても私も答えにくいんですが。
周倉はあたりを見回した。多分、見回した。よく分らないが。
見回してないよ。だって、あなた・・・ま、良いか。
自分自身までが真っ白な感じがした。感情は死に、思いが存在しない。そんな感じ。どんな感じだよ。考えても無駄だ。
「感じ」ることはできるのか?疑問をもつ事は?魂の存在。心の存在。そんなところか。無価値。

「えぇっと・・・何してたんだったかな・・??」考える事は無駄だ。だが、それも良かろう。他に何も無いしね。完全に。

思いが口から出る。喋ったつもりは無いが、声に出ている。それは如何かな?聞いたつもりになっているだけかも知れない。声なんて、所詮は振動情報。ここでは意味をなさない。存在すらも無い。
「何で俺、喋ってんだ?どうでも良いか。何か、叫んでたような気がするんだがなぁ・・」記憶は残ってるようだね。残ってるという言い方は適当ではないが。それは誰の真実?
油断するとすぐに記憶が消える。数秒前に考えていた事があやふやだった。本当に考えていたのか?数秒前って何だ?ここでは時間すらも意味をなさない。

「そうだ・・。あれだろ?ここ創ったやつだろ?俺を此処に連れて来たの。そうそう。思い出した。そっちに連れて行けとか言った瞬間に真っ白になったんだよな」む・・・。バレて・・はいないか。油断ならん男だな。意外だよ。いや、望んだことか。
何故、そっちに連れて行けなどといったのだろう?そっちとはどっちだ?そっちとはこっち。あなたが言う「そっち」にあなたはいけない。

その前。
男と酒を交わしていた。味は覚えていない。もっと重要な何かを見た。綻。本来、人はそれを見ることなどかなわない。否。見てはならないのだ。存在してはならないのだ。
違和感。自分が正しいと思うことが既に大間違いだ。生けとし生けるモノ、皆間違っているともいえる。
この世界と同じ。何も無い顔だ。男は人の形をした物質だった。何故、この物質は「男」なのか?何故、この物質と酒を飲んでいた?物質。其の言葉さえもが意味をなさない。
俺はこの物質を「何」と思っていた?じゃあ、あなたは、何だ?
読者サンは私に気付いているだろうか・・。
部下。自分の部下。自分は将。という事になってるね。
そう、平和な昼下がりに二人は酒を酌み交わしていた。男は自分の部下。自分は・・・関羽の部下。関羽・・ね。あなた、関羽の顔も知らないって事に気付いてる?私も知らない。あなたの顔も知らない。
関羽の部下になる前は山賊だった。物質はそのときに部下だった男。その頃から物質だったのだろうか。呼び方が酷いな・・まぁ、物質ですらないんだが。私もこうして偉そうに踏ん反り返ってる場合ではない。
その前は?「前」と云う概念も微妙だな。
黄巾軍に居た。そう、関羽を知ったのはその頃だ。というか、同じ事言ってるよね。だんだんムカついてきた。

何故、黄巾軍に居た?いつから?もう良いよ。考えても無駄。だって其処には何も無いもの。何故って?言い切れるよ。うん。
それまで、俺は何をしていた?無駄。何をしていたとか、そういう次元じゃない。
それまでの自分が分らない。思い出せない。「わからない」は正しくない。「知らない」もおかしい。なにもかも。



あの時、ここにくる前、俺は何を理解した?
そう、あの時のあなたは危険だ。私にとって。いや、もしかしたらもっと大きな意味かもしれない。こっちには無関係だが、そっちには大きな影響を残す。
周倉は考えた。思い出す必要は無い。もう一度理解すれば良いのだ。それ、ダメだって。知ってしまうと二度と戻れないよ?生きる演技なんて出来ないでしょ?生きるふりって難しいでしょ?
いや、操作すれば良いんだけど、私自身、やってみたいことも有るのだ。これは私の自演になるかもしれないが、それは自分と向き合う事。無駄じゃない。


「おい。そこで見てるんだろう?出てこいや」うぬ・・。本気で言ってるのかどうか解らないから怖い。

何を言っているのか、俺は。忘れた方が良い。と、此処まで来てそれは無いか。
誰に向かって言っているのか。それこそが演技。全部解ってるんでしょ?共有してるから。知ってるはず。

そうだ。そう。見えてるよね。
見えてるぞ。困ったな。こうなる事は分っていたのに。
お前だ。お前。えっと。無視無視。
なんか見られてる感じ。あまり気分の良いものではない。
うっすらと。
さらさらと。
消え行く存在。あやふやで脆く。
最初から居なかったもの。イメージが湧かない。まずい。
喋らない男。不自然。違和感。
どうしよう?止まる時間。意味をなさない無。本当に?
無ではない。確かなる存在。
喋れよ。
白。
意味をなさない白。
無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無
改行。
再び、改行。
再三の、改行。
ずっと。ずっと。
えっと。ちょっと、ほんと、やめて。
周倉さん?
おーい。
・・・。
あの・・??
「俺は確かにここに存在している」
はぁ・・
「お前は俺の思考を読み取れていない」
そうかも知れない。
「対等に話そうじゃないか?」
ん・・じゃあ・・・。










これでいい?
やっとお出ましか。まだ見えにくいが。
私は本来存在しないから。見えてはいけないから。
何故だ?
この世界は違うから。私のものだけど,私の世界じゃないから。
そうだな。だが、お前は確かにここに存在している。俺の目の前に居る。俺の目に見えている。
私にはあなたは見えない。漠然とした影だけ。
俺が居るはずの世界で俺は見えず、存在しない筈のお前が見える。どういうことか?
世界のほころびなんてそんなもの。
どうする?これは存在の矛盾じゃないのか?
そうだね。崩壊の危機ともいえる。
落ち着いているのは何故だ?
実感が無いもの。あなたは私の妄想が作り出したキャラクター。
そんな俺とお前が会話しているこの異常な状況は?
それも妄想。
まあいい。とにかく、俺を元に戻せ。
あなたが望んだ世界ですよ。
そうじゃない。俺は俺がいるべきところへ戻りたい。
無理。ここまで来てすべてなかった事になんて、目をつぶるなんて、無理。
お前はこの世界の神だろう?出来ない事など何も無いはずだ。
ただの人間ですよ。
と、言う事は俺と同じか。
あなたは存在しない。
俺から見ればあんたも存在しないに等しい。
・・・。

ほら、また一歩、俺とお前は近付いた。俺はあんたの存在をより鮮明に感じられる。
その分、あなたの存在はより一層軽薄になる。
俺は周倉。何事にも代えられない、完璧な事実だ。そして俺は俺の世界の全てを知りつつある。もう、お前に制御されるつもりは無い。
本当に?
現に俺は俺の意思で喋っている。俺はお前の手を離れ、一人の人間となる。
結局は仕組まれているのですよ。私の手によって。
そうか?俺にはお前の混乱する顔が目に浮かぶ。お前は俺を制御できていない。
そうだと仮定しよう。でも、あなたはあなた自身を制御できていない。
世界が不安定だ。
現実と架空の狭間。
違うね。お前にとっては完全な架空であり、俺にとっては完全な現実だ。
否。これは誰から見ても完全な架空。
違うね。それはお前の主観であり、その他の人間の主観であり、俺の主観ではない。俺から見れば客観論であり、事実ではない。
否。変わらない事実は存在する。
違うね。お前の主張と俺の主張は明らかに相違する。
否。高次から見れば同義。
違うね。俺は俺であり、お前はお前だ。
否。個に意義など無い。
違うね。個が全であろうと、個が個であることに変わりは無い。
否。全ては等価値であり、無価値であり、真理だ。
違うね。俺の存在、お前の存在こそが真理だ。
否。存在などと云う曖昧な定義は不要だ。
違うね。第一、それは変わらない事実ではないのか。
無価値。
それも客観論。俺は、俺の世界は、俺が全てで、俺の全てで、絶対だ。
さっきから「個」を主張していますが、あなたの「個性」ってなんですか?
個性?
そう、人を「個」で区分する場合に必然的に発生する個性。あなたという存在のレッテル。
俺が俺である証。
そう。でもあなたの個性は未定義なんですよ。
俺の存在そのものをも脅かすと言うのか。
そう。個性は他の何かと比べて発生するもの。
個は比較、か。
そう。あなたは相対的だ。
そんなものに価値があるのか?
物体は比較対照があってはじめてソコに「存在」する事ができる。
俺は一人で俺を確立する事は出来ない。
そう。今のあなたは私との比較という行為の上でしか成り立たない。
俺にはこの世界がある。たとえ見えなくとも、俺はこの世界との比較で存在できるはずだ。
そう。でも、現実に存在しないあなたの世界など無価値。存在そのものがない。
俺から見るとおまえたちの世界は無価値、か。
私の居る世界は確実に存在している。
本当に?
本当に?

私の作った世界。時間が経ち過ぎた。もう保てない。
時間軸のずれた世界。お前の過ごした時など知らぬ。
じきに崩れる。あなたともお別れ。
無責任だな。
神様ってそういうものじゃないですか?
お前は存在しようとすらしない。それが神だと言うのか?
ココは私が作った世界。それは何があろうとも覆されない現実。
おまえ自身もまた仕組まれた存在なのに?
閉塞。この空間は完全に閉ざされています。あとは収束するだけ。
今のお前はどうなる?
世界は完全な「無」へ。私など最初から存在しない。
お前が居るその「世界」。誰のモノだ?
知らない。私がそこに存在していればそれで良い。
高次の者にとって、お前の世界もただの暇つぶしではないのか?
そうかも知れない。でも、その時が来るまで私には関係無い。
俺は今「その時」を迎えてるってわけだ。
そう、ここの存在はあと62行しかない。
軽い気持ちで作り出され、わけも解らんうちにハイさよならか。自分に降りかかるかもしれない孤独を、お前は俺に簡単にたくせるのか。
個は世界。内向きの力。
すべてのモノは自分が中心か。
だから私はあなたのことなど考えない。あなたは私を知ることは出来ないし、必要も無い。
お前が俺に影響を与えたのは事実だ。それも「存在」という余りにも大きな影響だ。
影響を受けたあとのあなたの個はあなたであり、私とは無関係。瞬間の繋がりなどいらない。
だが、俺はお前だ。お前は俺だ。
私は私。
俺は世界だ。世界はお前だ。お前は全てだ。個は俺だ。個は全てだ。
認めない。全ては閉塞。
お前がここに居るのが証拠。俺はそちらへ行ける。全ては一本の線。
ならば終わらしてあげようか?
無駄だ。俺は消えはしない。
どうだか。

ほら、もう見えない。
だが、俺は確かに、確実に存在している。
存在なんて、ちっぽけで曖昧だ。
それでも俺は消えない。
あなたの「個」は確実に消滅する。
個は全てだ。お前が居る限り、その世界がある限り、俺は俺だ。
あなたの世界は間もなく閉塞する。と同時にあなたは消滅する。
あんたが存在する限り、この世界は消えない。
それぞれの「個」は「無」に等しい。
ならば何故お前は存在する?
誰かの気まぐれ。私もいつか「無かったこと」になる。
あったものだ。無かった事になんて出来やしない。
それはとてもとても簡単な事。消してしまえば良い。忘れてしまえば良い。意思とは関係なく、消滅していくもの。
お前を作った誰か・・それを作った誰か。更にその上の者。それこそ馬鹿げた考えではないのか。頂点に居る者は誰だ?
「意思」は何故人を作りたがるのか?
お前は何故、俺を作り出したのか。
まず最初に「意識」があった。「意思」が産まれ、「法則」が産まれ。空間。時間。概念。物質。
意思は己の中に、己以外のものを作り出す。
枯渇。欲望。
無から生まれた自分を満たす事が出来ないから。
孤独。
そうやって自分の孤独を隠そうとする。
それが「想い」ってやつじゃないですか?
俺はそんな身勝手な「想い」なんてものに振り回されるつもりはない。
それが神の御心ってやつじゃないですか?
俺はお前を救う為に産まれたんじゃない。
高次とはつまり独り。
俺はお前がなんであろうと、周倉として、一人の人間として、生き続ける。
人は誰かに操られて、掌の上で踊っているうちが花なのかも知れない。
たとえお前がお前の世界で死んだところで、俺の存在が完全に消える事はない。
しかし「神」とやらが死ねば、きっとその世界のものはみんな死ぬ。
いいや、たとえ宇宙が崩壊したとしても、存在したと云う事実は変わらない。
私のいない世界で私は生きていない。
個は全であろう?本人の意思など関係無いのだろう?
個にとっては個が全であり、客観的全とはまた無関係だ。
全の中の全は全に違いないのだろう?
私は寛大ではない。あくまでも自己が中心であり、他の存在は他でしかない。
構わないんじゃないか?俺だってそうだ。上の世界だろうが、下の世界だろうが、知ったことじゃない。
誰かの掌の上で踊りながら、それを知りながら、知らないふりをしろというのか。
構わないんじゃないか?俺は俺を作ったお前という存在を知ってしまったが、俺は俺に違いはない。
それが現実?
それは真実だ。
ただひたむきに。
ただがむしゃらに。
あるがままの自分でいること。
それが俺たちにできる全てだ。
ならば私は在り続けよう。
ならば俺は在り続けよう。
永遠に。

永久に。

ずっと。

ずっと。







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